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ドテルテ大統領


ドテルテ大統領のこと〜勘違い
ドテルテ大統領のこと〜メディアのウソ



ドテルテ大統領のこと〜勘違い

・マニラの治安は良くなり、街はきれいになった

 個人的なことだが、ここ10年、日本のTVなどで放映されている、これこそフィリピンだという、偏見と印象操作に満ちた 普通のフィリピン人も行かない フィリピンでも特殊な場所のスラム街には、1,2度行っただけで、普段は普通の場所に行き、夜は一人でも繁華街などでぶらぶらしていたが、1回ひったくりにあっただけで、さほど治安の悪さは感じていなかった。

しかし、ドテルテになってから治安が良くなったと噂されているので、夜のネーちゃん達に聞いてみると良くなったと言っているので、良くなったんだろう。
 
 それより、マニラと言えば、歩道や道路を占領している露店(こちらではベンダーという)が、あちこちあったのだが、ほぼなくなった。
 スラム街の入り口付近の道路はゴミだらけで汚なかったが、先日行ってみると、きれいになっていた。
 この状態で日本人が行けば、さほどきれいとも思わないだろうが、昔を知っている人間からすると画期的だ。

 ドテルテは、きれい好きで、ダバオもきれいにしたといわれているが、町全体がみすぼらしいのでシンガポールのようなきれいさはないのだが、確かにゴミはなかったと記憶している。
 そののりでマニラもやってくれた。


前は、歩道橋にも露店がひしめいていた。
 


・ドテルテは、超親日、アメリカはまあまあ、中国は本当は好きでない
 
ドテルテが大統領になったとき、日本のメディアでは、これまたフェークで親中と報じていた。自分はFBでそうではないと言い続けてきた。
 
 前政権では、中国は南シナ海を占領してけしからんと騒いできた。しかし、アメリカは助けなかった。
 力のないフィリピンがどう対処すればいいの? というところからドテルテは考えたのだろう。
 フィリピンは覇権に興味はない。対立では、漁もできないし、近づけば力づくでやられる。なので、中国と融和をすることにした。程度のことだ。
 一帯一路でわかるように、中国の支援はウソで欺瞞に満ちていることは、ドテルテは最初から知っていてそれなりの対応を今もしている。
 
 信じられないかもしれないが、数年前フィリピンは中国の企業と関わり、その企業は、なんとフィリピンの山を削り、南シナ海の埋め立てに使っていた。
 
 その企業の名前が、最初に中比が融和したときの見返り支援する企業として入っていたのだから、中国を信じるわけがない。
 鉄道、道路も作るとなっていたが、何も起きていない。1兆円規模の支援話はどこにいったのだろう。いつも通りの中国の騙しだったのだろう。

 ただ、力では勝てないので、中国には安全保障では何も言わないでいる。
 
 フィリピンは、今でもアメリカの1つの州と言っていいほど、アメリカと親密だ。暮らせばわかるのだが、フィリピン人が10名いれば、1名かそれ以上はアメリカと深くかかわっている。
 家族がアメリカに移住している。結婚している。働いている。などだ。驚くほどアメリカ籍を持っている関係者が多い。
 フィリピンは、アメリカとは切っても切れない関係にあるのが実態だ。
 
ドテルテは、そのような状況を知っていながら、まず、歴史的にアメリカが好きではないようだ。1900年ころ米西戦争があり、フィリピンが知らないうちにアメリカに売られて、フィリピンは独立したと思っていたのだが、アメリカ軍が上陸し、戦争が起きた。
 その時、フィリピン人の1/3が殺されたとある資料館で見たことがある。

 アメリカは急速にフィリピンをアメリカ化して、富裕層(支配層、財閥)に統治させる間接統治性を完璧に行った。それから人々に米語が流通し、文化もすべて米式になった。
 
 その頃のことから支配層を支配する生意気なアメリカがドテルテは歴史的に嫌いだったようだ。が、切っても切れないので仕方ないとも思っていたのだが、そこに火に油を注いだのがオバマということだ。
 ドテルテの怒りは頂点に達し、アメリカは出ていけという発言になった。
 
トランプが大統領になり。安倍晋三が仲立ちをして、米比間の関係は元に戻った。

中国の正体がバレつつある今、あと少しで、中国に対して、米〜日本〜台湾〜フィリピン〜ベトナム〜インドネシア〜オーストラリア という帯ができそうな期待がある。







ドテルテ大統領のこと〜メディアのウソ

 フィリピンについて語るには、最初にどうしてもドテルテ大統領について書く必要がある。

 日本では、未だに超法規措置の殺人者ドテルテと思っている人が多い。これは日本のフェークメディアで印象付けられた切り抜かれた部分的な事実である。
 しかも、これは本当だが、支持率が90%とも報じている。

 つまり、フィリピン人はバカだということを日本では報じていることになる。フィリピン人が聞いたら怒るだろう。


・真実はどこにある

メディアでは、麻薬(ドラッグ)戦争とか言われているが、ドテルテは、不正や汚職と戦っているというのが正しい。
フィリピン国民もそれをよく知っているから、圧倒的な支持を得ているのである。
 
 話は飛んでしまったが、前政権以前のフィリピンでは、市から州、国家に至るまで政治家はもちろん警察までもが汚職に染まっていた。体感的には90%そういう人達が汚職をしていた。
 
 具体的に書くと、フィリピンでは税金が高い。会社で15万ペソもらっていても5万ペソは税金で持っていかれる。それなら道路、電気、水道などのインフラサービス、国防などレベルが上がっていいものだが、10年以上変わっていない。そのお金は、すべて搾取されていたということだ。
 
 フィリピンでは大統領でさえ給料は40万ペソ程度だ。中にはもとから金持ちもいるだろうが、そうでもない人も多い。その人たちが権力に立つと豪邸に住んだり、車を何台も所有する。
 あきらかにおかしい。そのお金は税金だったり、ドラッグ関連で得た収益だったりする。

 汚職は、ドラッグと深くかかわっており、ドラッグは人や国を亡ぼす。よってドテルテは、表面的にはドラッグと戦い、実は不正や汚職との戦いをしている。
 
 ドテルテ自身は、極めて質素な生活をしており、安倍首相はその質素な家を訪問した。


・ドラッグ戦争で数千人が超法規的に殺害された

これもメディアで印象付けされたニュースだ。
2つ付け加えると、死んだ人はまさに数千人もいるだろうが、そのうちの60〜70%は仲間内の殺し合いだ。一人が捕まったり、自首しようとすると、自白するので仲間や上の人が困る。ゆえに口封じが行われてきた。

 もう一つは、日本の様に民度が高く、成熟した民主主義国家では、重罪者の人権が語られるのは当然だ。
 しかしフィリピンはそこまで行っていない。
 普通の人たちは ”殺人やレイプもするドラッグ供給者や常習者の人権が守られるのなら 我々の人権は誰が守ってくれるんだ ” というだろう。
 そこまで、悪いことをするドラッグ関係者が多いということだ。


・ドテルテは、人権問題しか言わなかったオバマが大嫌いだった

 ドテルテも国民の大多数もドラッグ関係者に対して人権を言うのは100年早いと思っている。それを全面的に出したのは反ドテルテ派でフィリピンではイェローグループと言われている。
 
 イェローグループは、人権問題を大々的に世界にアピールして、人権派のオバマもそれに騙され、共感した。
それをまともにドテルテにぶつけたものだからドテルテは切れた。
 
 オバマは、個人的にも大嫌いだ。5年前、南シナ海が今のようになるかという瀬戸際で、当時フィリピンが助けてくれと世界中に叫んでいたころ、オバマはフィリピンにやってきて、宮殿で見事な得意な大演説をぶちかまし、すぐにでも助けるようなことを言っていた。しかも勲章までもらった。フィリピン国民はすぐにでも空母が来ると信じて、ニュースに空母の映像も流れた。
 
 すべて嘘だった。

 あの時、スービックに空母が常駐していればこんなことにならなかった。悔やまれる。


まだまだ書ききれないが、安全保障に関してはまた書くことにする。